ToupTekのガイドカメラ「GPMシリーズ」4機種の販売を開始しました。オートガイドを中心に、月面・惑星撮影にも使用できる小型カメラで、センサーサイズや画素サイズ、カラー/モノクロの違いから用途に合わせて選べます。

あわせて、2026年11月5日に販売を開始するATLASシリーズの波動歯車式マウント「SH20」についても、発売に先立ちご紹介します。

GPMシリーズ:4機種の取り扱いを開始

GPMシリーズは、USB 2.0 Type-C端子とST4ガイド端子を備えたガイドカメラです。1.25インチ差し込みに対応し、ガイド鏡やオフアキシスガイダーと組み合わせて使用できます。

今回取り扱うのは、GPM662C、GPM662M、GPM174M、GPM585Mの4機種です。

青い円筒形ボディのToupTek GPM662Cカラーガイドカメラ
GPM662C — IMX662搭載のカラーモデル
黒い円筒形ボディのToupTek GPM585Mモノクロガイドカメラ
GPM585M — IMX585搭載のモノクロモデル
製品センサー種別解像度画素サイズ通常価格(税込)
GPM662CSony IMX662カラー1920 × 10802.9 μm¥26,880
GPM662MSony IMX662モノクロ1920 × 10802.9 μm¥25,880
GPM174MSony IMX249モノクロ1920 × 12005.86 μm¥53,880
GPM585MSony IMX585モノクロ3840 × 21602.9 μm¥39,880

スマートフォンでは表を左右にスクロールしてご覧いただけます。

  • GPM662C:ガイドに加え、月面・惑星のカラー撮影にも使えるモデル。
  • GPM662M:GPM662Cと同じ画素サイズ・解像度を備えたモノクロモデル。
  • GPM174M:5.86 μmの大きな画素とグローバルシャッターが特長のモノクロモデル。
  • GPM585M:1/1.2インチのIMX585を搭載し、赤外線撮影にも対応するモノクロモデル。

GPM585M 製品詳細

ATLAS SH20:11月5日販売開始

SH20は、本体重量5.1 kgで、カウンターウェイトなしで20 kg、使用時には最大30 kgの搭載重量に対応する波動歯車式マウントです。赤道儀と経緯台の両モードを備え、天体撮影から眼視観望まで使用できます。

搭載重量は、アリガタ底面を起点とする20 cmの距離条件での仕様です。鏡筒に加え、カメラやフィルターホイールなど、取り付ける機材の総重量を含みます。

星空を背景にした銀色のToupTek ATLAS SH20マウント
ATLAS SH20。ToupTek提供の製品イメージ。

BLDCサーボモーターと波動歯車による駆動

SH20の波動歯車減速機と個体別周期誤差テストレポートのイメージ
波動歯車減速機とPEテストレポートのイメージ。グラフは個体ごとの測定例です。

両軸にブラシレスDC(BLDC)サーボモーターと波動歯車減速機を採用し、18 bitのモーターエンコーダーを備えています。

RA軸は20型、DEC軸は17型の減速機を使用し、減速比はいずれも100:1。メーカー仕様の周期誤差は補正前の1周期におけるピーク・ツー・ピーク値で20秒角以下、周期は約432秒です。各個体には出荷時のPEテストレポートが付属します。

最大導入速度は6°/秒です。両軸にホームセンサーを備え、RA軸には停電時の位置保持を補助するブレーキを搭載しています。

赤道儀・経緯台の2モードに対応

SH20を赤道儀モードと経緯台モードで使用した機材構成例
赤道儀/経緯台の構成例。望遠鏡などの搭載機材は使用例です。

長時間露光の天体撮影では赤道儀モード、眼視観望やEAA、月面・惑星撮影では経緯台モードと、用途に合わせて動作モードを選べます。モード切り替えに本体の再起動は必要ありません。

緯度調整範囲は0~90°で、0~60°と30~90°の二つの調整範囲を切り替える構造です。方位角は左右それぞれ5°の微調整に対応します。

モードを切り替える際は追尾を停止し、HomeまたはPark位置で鏡筒・搭載機材とカウンターウェイトを取り外してから行います。

5.1 kgの本体と、2規格対応のアリミゾ

SH20の20 kgと30 kgの搭載例、およびLosmandy・Vixen両規格のアリミゾ
搭載重量はアリガタ底面を起点とする20 cmの距離条件での仕様。30 kgで使用する場合はカウンターウェイトが必要です。

本体重量は5.1 kg。搭載機材の総重量が20 kg以下であればカウンターウェイトなしで使用でき、20 kgを超える場合は必要なカウンターウェイトを取り付けることで、最大30 kgまで対応します。

アリミゾはVixen規格とLosmandy規格の両方に対応します。鏡筒や撮影機材を載せ替える際も、それぞれの規格のアリガタを取り付けられます。

PC・スマートフォン・ハンドコントローラーで制御

PC、スマートフォン、MHCハンドコントローラーとSH20対応ソフトウェアの紹介図
PC、スマートフォン、ハンドコントローラーからの制御に対応。

ToupTek独自の制御システムを採用し、Wi-Fi、Bluetooth、USB Type-Cによる接続に対応します。PCのほか、Android/iOS端末やMHCハンドコントローラーから操作できます。

ASCOM、INDI、INDIGOに対応し、N.I.N.A.、SharpCap、KStars、MaxIm DL、StellaVitaなどの環境で使用できます。GoToと座標同期、恒星時・太陽・月の追尾、パルスガイド、Home/Park機能にも対応しています。

電源はDC 12 Vを使用します。USB Type-C端子はPCとの通信や本体ファームウェアの更新に用いるもので、USB給電には対応していません。

SH20 主な仕様

駆動方式BLDCサーボモーター+波動歯車減速機
動作モード赤道儀(EQ)/経緯台(Alt-Az)
RA軸20型減速機、減速比100:1、ブレーキ搭載
DEC軸17型減速機、減速比100:1
モーターエンコーダー18 bit
周期誤差補正前、ピーク・ツー・ピーク値20秒角以下/周期約432秒
最大導入速度6°/秒
搭載重量カウンターウェイトなし:20 kg
カウンターウェイト使用時:最大30 kg
いずれもアリガタ底面を起点とする20 cmの距離条件
本体重量5.1 kg
緯度調整0~90°(0~60°/30~90°の2範囲)
方位角微調整±5°
アリミゾVixen/Losmandy両規格
接続USB 2.0 Type-C/Wi-Fi/Bluetooth
電源DC 12 V、センタープラス、5.5 × 2.1 mm
電源の定格電流は5 A推奨。USB給電非対応。
動作温度−20~+40 ℃

SH20は2026年11月5日に販売開始となります。今回は発売に先立つ製品紹介です。販売開始に合わせて、詳しいご購入案内をお知らせします。

価格・仕様・販売予定は2026年10月27日掲載時点の情報です。最新のご案内は各商品ページおよび当店からのお知らせをご確認ください。